ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介!

ホテル業界でのお仕事の種類について
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2024.10.29

ホテリエって…何するの?

このような疑問にお答えします。

この記事では、ホテル業界への転職を考えている方に向けて『ホテリエの仕事内容』をご紹介していきます。後半部分では「ホテリエに向いている人の特徴」を紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。なお、ホテル業界の職種について詳しく知りたい方は「ホテル業界にはどんな職種がある?代表的な12種の仕事内容やスキルをご紹介!」や「【職種一覧】ホテルスタッフの仕事内容とは?役割や魅力も詳しく紹介!」、もしくは「ホテルスタッフの職種と仕事内容!仕事の魅力と活かせるスキル」や「ホテルマンの仕事を紹介!仕事内容や職種、やりがい、役立つ資格・スキルとは?」をご覧ください。

【目次】
ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介する前に
ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を部門別に紹介
ホテル業界への転職|宿泊部門
ホテル業界への転職|料飲部門
ホテル業界への転職|調理部門
ホテル業界への転職|宴会部門
ホテル業界への転職|管理・営業部門
ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人とは?
ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|転職を考えている方へ

 

 

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介する前に

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介する前に

まずは、「ホテリエ」について説明します。ホテリエとは、ホテルで働く人の総称を指します。ホテリエの役割は、各部門で専門知識と技術を活かし、お客様の要望に応じたサービスを提供することです。また、ホテリエにはお客様が快適に滞在できるよう、常に高いホスピタリティ精神を持って業務に取り組む姿勢が求められます。そのため、ホテリエには「コミュニケーション能力」や「柔軟な対応力」、「問題解決能力」といった多様なスキルが必要とされます。「ホテリエとは?なり方、お仕事の内容、お給料事情などをホテルの専門学校が解説」でも同様のことを伝えています。

 

<ホテリエの語源について>

ホテリエという言葉は、フランス語の「hôtelier」に由来し、「ホテルの経営者」や「ホテルの主人」という意味を持っていました。現在ではホテルで働く人全般を指す言葉として使われています。そのため、ホテルの経営者だけでなく、ドアスタッフやフロントスタッフ、コンシェルジュやハウスキーピングスタッフも「ホテリエ」に該当します。なお、以前はホテルで働く男性を「ホテルマン」、女性を「ホテルウーマン」と呼ぶことが一般的でした。しかし近年では、「性別による職業名の区別が不適切」との認識が広がり、性別を問わない「ホテリエ」という呼称が広く浸透しています。「ホテリエとは?仕事内容や年収、なり方などを詳しく解説」や「ホテルマン?ホテリエ?正しい呼び方と仕事内容、お給料事情まとめ」でも同様のことを伝えています。

 

 

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を部門別に紹介

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を部門別に紹介

ホテリエの仕事内容は多岐にわたります。また、ホテルごとに仕事内容や範囲は異なります。ここでは、ホテリエの主な業務を5つの部門に分けて紹介します。

 

宿泊部門

宿泊部門は、ホテルの中心的な機能である「客室の予約受付」や「お客様への接遇」を担当する重要な部署です。以下が宿泊部門の主な仕事です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介1】フロント

フロント業務は、フロントデスクにおいて、ゲストのチェックインからチェックアウトまでの間に発生する、さまざまな手続きを行う仕事です。具体的には、「チェックインとチェックアウトの手続き」「宿泊予約の受付」「ゲストへの情報提供」「会計処理」などの業務を行います。さらに、サービス向上のために、ゲストの嗜好や滞在中の出来事などの情報を記録・管理する業務も担当します。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介2】ドアアテンダント

ドアアテンダントは、ゲストを安全かつ円滑にホテル内へ案内する役割を担っています。具体的には、ゲストの出迎えや見送り、車の駐車や迎車の手配などを担当します。また、お預かりした荷物をベルスタッフに引き継いだり、玄関周辺の警備を担当したりすることもあります。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介3】ハウスキーパー

ハウスキーパーは、客室の清掃と管理を担当する職務です。具体的には、客室のベッドメイキングや清掃、アメニティの補充、ゴミ処理などを行います。また、ホテルによっては、これらの基本業務に加えて、ランドリーサービスや備品の貸し出しにも対応します。ハウスキーパーは、客室の清掃・管理を通じて、快適な滞在環境を提供する重要な役割を担っています。そのため、細部まで行き届いた「ホスピタリティ精神」が求められます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介4】コンシェルジュ

コンシェルジュは、宿泊客のあらゆる要望に対応するスペシャリストです。具体的には、お客様の要望に応じて、観光情報の提供、レストランの予約、各種チケットの手配など、幅広い業務を担当します。コンシェルジュは、ゲストの多様な要望に応える重要な役割を果たすため、卓越した顧客サービススキルが必要です。

 

 

料飲部門

料飲部門は、ホテル内レストランでの接客やルームサービスを担当する部門です。以下が料飲部門の主な仕事です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介1】レストランサービス

レストランサービスの担当者は、ゲストの食事をサポートする役割を担っています。具体的には、メニューの説明やオーダーテイク、ドリンクや料理の提供などが主な業務です。レストランサービススタッフは、料理の調理法や食材について質問を受けることが多いため、料理に関する幅広い知識が必要です。また、ワインやその他のお飲み物についての知識も求められます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介2】ルームサービス

ルームサービスは、ゲストが客室内で注文した料理やドリンクを提供する役割を担っています。特に高級ホテルでは、客室内でテーブルセッティングを行い、レストラン同様の本格的なサービスを提供することもあります。そのため、接客の専門技術が不可欠です。また、外国人ゲストの利用も多いため、基本的な外国語でのコミュニケーション能力も必要とされます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介3】レセプショニスト

レストランレセプショニストは、レストランの予約管理、ゲストの案内、会計業務を担当します。多くのホテルでは、ゲストの出迎えや案内に加え、座席の効率的な配置も担当し、レストラン全体の円滑な運営に関わっています。そのため、状況に応じた柔軟な判断力、ゲストの要望への適切な対応力、待ち時間を最小限に抑えるための効率的なオペレーション能力が求められます。

 

 

調理部門

調理部門は、レストランや宴会場でゲストに提供する料理を調理する部門です。大規模なホテルでは、複数のレストランを運営しており、調理スタッフの数は100人以上に及ぶこともあります。以下が調理部門の主な職種です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介1】シェフ

シェフは、調理部門全体を統括する責任者です。主な役割は、メニュー開発や料理のクオリティ管理、食材の選定と調達、調理スタッフの教育・指導です。また、原価管理や衛生管理なども重要な職務となります。シェフは各レストランの個性を活かしながら、ホテル全体の料理の質を維持・向上させる責任を担っています。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介2】ブッチャー

ブッチャーは、食肉類の管理と加工を専門とする調理スタッフです。具体的には、各種食肉の仕入れ検品、保管管理、下処理、カッティングなどを担当します。また、各レストランの調理場からのオーダーに応じて、適切な処理と提供を行います。食材の品質管理や衛生管理も重要な責務です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介3】ペストリー

ペイストリーシェフは、デザートやペイストリー(菓子類)の製作を専門とする調理スタッフです。朝食ビュッフェのベーカリーアイテムから、レストランのデザート、宴会用の特製スイーツまで、幅広い製菓製パンを手掛けます。また、季節や特別イベントに合わせたメニュー開発も行います。なお、ペストリーはエグゼクティブシェフと連携し、コース料理全体の構成を考慮したデザートの考案も重要な業務です。

 

 

宴会部門

宴会部門は、結婚式やパーティーなどのイベントの計画、準備、そして当日のサービスを担当する部署です。以下が宴会部門の主な仕事です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介1】クローク

クロークは、宴会場の外でゲストの荷物やコートを預かる仕事です。開場前や終了後に多くのゲストが訪れるため、迅速かつ正確に対応するためのスキルと機敏さが求められます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介2】宴会予約

宴会予約は、特別なイベントの計画・調整を担当する仕事です。具体的には、営業担当者が受けた結婚式やパーティーなどの予約を引き継ぎ、ゲストとの打ち合わせを行いながら準備を進めます。また、会場のレイアウトや料理の内容、演出、進行などについて、ゲストの要望をヒアリングし、調整していくこともします。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介3】宴会サービス

宴会サービスは、会場の準備や料理・ドリンクの提供など、宴会の運営とサービスを担当します。宴会サービスでは、非常に多くのスタッフが関与するため、チームを統率し調整する能力が求められます。

 

 

管理・営業部門

管理部門は人事、総務、経理などの業務を担当し、営業部門は宴会や客室のセールス、広報活動などを担当します。両部門はホテルの経営を支える重要な役割を担っており、直接的なゲスト対応は少ないものの、ホテル運営に不可欠な機能を果たしています。以下が管理・営業部門の主な仕事です。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介1】事務職

事務職とは、企業内部において書類作成や管理、受付、電話対応などの業務全般を担当する職種。ホテル業界における事務職も同様で、文書管理、データ入力、スケジュール管理、来客応対、電話対応などの日常的な事務業務を担当します。ホテル業界の事務職は、宿泊施設の運営を支える重要な役割を果たしています。そのため、コンピュータスキルだけでなく、細かな作業に対する注意力が求められます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介2】営業職

営業職とは、自社の商品やサービスなどを販売し、売買契約を結ぶ職種。ホテル業界の営業職では、新規顧客の獲得や売上の増加を目指し、「企業」や「団体向け」にプランを企画して営業活動を行います。また、市場調査や競合分析を実施し、効果的な販売戦略を立案することもあります。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介3】施設管理

施設管理は、ホテルの設備管理を担当する仕事です。一般的にはホテル設備の点検、修理、保守、清掃、安全管理などを行います。また、電気、給排水、空調、通信などの「設備トラブルへの対応」や「予防メンテナンス」も担当業務になります。施設管理スタッフは、ホテルの安全性と快適性を確保する重要な仕事。そのため、「高い技術力」と「問題解決能力」が求められます。

 

※ホテリエの仕事内容について詳しく知りたい方は「ホテルマン、ホテルウーマン(ホテリエ)の仕事の内容」や「ホテルマン(ホテリエ)の仕事のやりがいとは?」、もしくは「ホテルマン、ホテルウーマン(ホテリエ)とは」や「ホテルマンの仕事内容【5部門の職種&仕事内容を徹底解説」や「ホテリエとは?気になる仕事内容やなり方を解説!」をご覧ください。

 

 

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人とは?

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人とは?

続きましては「ホテリエに向いている人の特徴」をご紹介していきます。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人1】ホスピタリティ精神が強い

ホテル業界では、単にサービスを提供するだけでなく、心からお客様をもてなし、快適な滞在を実現したいという強い思いが必要です。また、お客様一人ひとりのニーズを理解し、「期待以上の体験を提供すること」を喜びとする姿勢が求められます。さらに、困っているお客様を見かけたら、声をかけて助けを申し出るなど、積極的にサポートする姿勢も大切です。このため、ホスピタリティ精神が強い人はホテリエに向いているといえます。ホテリエにとって、ホスピタリティ精神は最も重要な資質の一つでしょう。「ホテルマン(ホテルスタッフ、ホテリエ)における仕事のやりがいは?求められる資質と能力、目指せる大学と学部学科を紹介」や「ホテル5部門の仕事内容を徹底解説!現役スタッフが1日の流れも紹介」でも同様のことを伝えています。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人2】チームワークを重視する

ホテルの運営は、フロント、客室清掃、レストラン、施設管理など、様々な部門が連携してサービスを提供するため、チームワークを重視する姿勢は不可欠です。したがって、チームワークを重視できる人は、ホテリエに向いているといえます。同僚をサポートし、部門を越えた協力ができる人はホテリエとして活躍できるでしょう。「ホテリエとは?仕事内容や給与などを徹底解説」や「ホテルマンになるには?向いている人の特徴や必要なスキルなどをプロに聞いてみた」でも同様のことを伝えています。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人3】多様な文化に理解がある

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人3】多様な文化に理解がある

グローバル化が進む現代のホテル業界では、世界中から様々な文化的背景を持つお客様が訪れます。そのため、多様な文化に対する深い理解と尊重の姿勢が、ホテリエにとって非常に重要です。また、自国の文化だけでなく、世界の様々な文化に興味を持ち、学び続ける姿勢も大切です。多様性を受け入れ、それぞれの文化の特徴を尊重しながら、柔軟にサービスを提供できる人は、ホテリエとして活躍できるでしょう。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人4】コミュニケーション能力が高い

宿泊客、同僚、上司とのスムーズなコミュニケーションは、快適な滞在環境を提供し、業務を効率的に遂行するために不可欠です。したがって、コミュニケーション能力が高い人は、ホテリエとして活躍できます。お客様のニーズや要望を正確に理解し、適切に対応できる高いコミュニケーション能力は、ホテリエに必要な資質といえるでしょう。「ホテリエとは?仕事内容や役立つ資格、必要なスキルを見てみよう」や「ホテルマンとは?なるために必要な資格って?平均年収や1日の仕事の流れなど徹底解説!」でも同様のことを伝えています。

 

【ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|向いている人5】臨機応変に対応できる

ホテル業界では、予期せぬ事態や急な要望に直面することが少なくありません。そのため、臨機応変に対応できる能力は、ホテリエにとって非常に重要です。例えば、予約ミスや機器の故障、天候の急変による旅程の変更など、様々な問題に迅速かつ適切に対処する必要があります。また、VIP客の突然の来訪や特別なリクエストにも柔軟に応えられることが求められます。状況を素早く把握し、臨機応変に対応できる人は、ホテリエとして活躍できるでしょう。「ホテルマンの仕事内容とは?平均年収や活かせる資格、向いている人を調査!」や「ホテルスタッフ(フロントスタッフ)になるには|仕事内容ややりがい・必要な資格・就職・年収を解説」でも同様のことを伝えています。

 

 

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|転職を考えている方へ

ホテル業界への転職|ホテリエの仕事内容を紹介|転職を考えている方へ

ホテリエへの転職を考えている方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを活用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。ホテリエへの転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。なお、当サイトはホテル・旅館業界専門の転職支援サービスです。希望条件に沿った求人情報を提供するだけでなく、丁寧なカウンセリングを通じてあなたの強みや適性を見極め、ぴったりの求人をご紹介しています。ホテル業界への転職を希望する方は、ぜひ「会員登録」からご相談ください。ホテル業界での新たなキャリアに向け、一緒に歩んでいきましょう。

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