ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定とは?

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2025.02.28

実用英語技能検定って…。

ホテル業界への転職で役立つ資格なの?

このような疑問にお答えします。

この記事では『実用英語技能検定』について解説していきます。後半部分では「実用英語技能検定を取得するメリット」をご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。なお、ホテル業界で役立つ“ホテル関連の資格”について知りたい方は「ホテル業界の転職に資格は必要?ホテル関連の資格を一覧でご紹介」や「ホテルマンに資格は必要?持っておくと就職に有利な資格をジャンル別に紹介」、もしくは「ホテルマン(ホテリエ)に必要な資格とは」や「ホテルの仕事に活かせる資格を紹介します」や「ホテル業界に転職したい未経験者必見|ホテル業界への転職が有利になる資格」をご覧ください。

【目次】
ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定とは?
ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の7つの級と特徴について
ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法
ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定のメリット
ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定を活かして転職したい方へ

 

 

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定とは?

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定とは?

まずは、「実用英語技能検定」について説明します。実用英語技能検定(英検)とは、日本で最も歴史と権威のある英語検定試験です。1963年に公益財団法人日本英語検定協会によって開始され、これまでに累計1億人以上が受験しています。検定試験は英語の基礎を身につける5級・4級・3級のほか、実践的な英語力を養う準2級・2級、そして高度な英語運用能力が求められる準1級・1級の7つの級に分かれています。また、試験内容は「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく評価する構成となっています。そのため、実用英語技能検定は学校教育における学習目標として活用されるだけでなく、大学入試での活用や就職・転職時の語学力証明としても幅広く認知されています。「公益財団法人日本英語検定協会の公式サイト」でも同様のことを伝えています。

 

 

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の7つの級と特徴について

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の7つの級と特徴について

実用英語技能検定は受験者の英語力に応じて7つの級に分かれています。ここでは、実用英語技能検定の7つの級と特徴について解説します。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴1】5級

5級は英検の最も基礎的なレベルで、小学校で英語を学び始めた学習者を対象としています。5級では、基本的な英単語「約300語」と簡単な文法規則の理解が求められます。また、日常生活で使用される簡単な英語表現、例えば挨拶や自己紹介、好きな物を伝えるなどの基本的なコミュニケーション能力が評価されます。以下、5級の詳細です。

<レベル>

中学初級程度

<一次試験の主な題材>

家族/友達/学校/趣味/旅行/買い物/スポーツ/映画/音楽/食事/天気/道案内/自己紹介/休日の予定/近況報告/など

<二次試験の過去の出題例>

身近なできごと

<一次試験の時間目安>

筆記25分
リスニング約20分

<二次試験の時間目安>

スピーキング約3分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴2】4級

4級は小学校高学年から中学1年生程度の英語力を評価する級です。4級では、基本的な英単語「約500語」と現在形や過去形などの基本時制を理解していることが求められます。また、道案内や買い物など、より実践的な場面での英語使用能力も試されます。なお、リスニングでは、ゆっくりとはっきりと話された英語を聞き取る力が必要です。以下、4級の詳細です。

<レベル>

中学中級程度

<一次試験の主な題材>

家族/友達/学校/趣味/旅行/買い物/スポーツ/映画/音楽/食事/天気/道案内/自己紹介/休日の予定/近況報告/海外の文化/など

<二次試験の過去の出題例>

身近なできごと

<一次試験の時間目安>

筆記35分
リスニング約30分

<二次試験の時間目安>

スピーキング約3分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴3】3級

3級は中学校卒業程度の英語力を認定する級です。3級では、英単語「約1,000語」のほか、複文や重要構文を理解し、適切に使用する力が求められます。また、日常生活で遭遇する身近な話題についての会話や、まとまりのある文章の読解力も評価されます。以下、3級の詳細です。

<レベル>

中学卒業程度

<一次試験の主な題材>

家族/友達/学校/趣味/旅行/買い物/スポーツ/映画/音楽/食事/天気/道案内/自己紹介/休日の予定/近況報告/海外の文化/人物紹介/歴史/など

<二次試験の過去の出題例>

携帯電話/ラジオを聴く/読書週間/冬のスポーツ/朝市/四季など

<一次試験の時間目安>

筆記65分
リスニング約25分

<二次試験の時間目安>

面接約5分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴4】準2級

準2級は高校中級程度の英語力を認定する級です。準2級では英単語「約2,300語」と、より複雑な文法構造の理解が必要です。また、社会性のある話題について英語で意見を述べたり、文章を書いたりする力が求められます。なお、二次試験では、与えられたテーマについて自分の意見を述べる面接が実施されます。以下、準2級の詳細です。

<レベル>

高校中級程度

<一次試験の主な題材>

学校/趣味/旅行/買い物/スポーツ/映画/音楽/食事/天気/道案内/海外の文化/人物紹介/歴史/教育/科学/自然・環境/など

<二次試験の過去の出題例>

ホームシアター/ボランティアガイド/映画祭/食品フェア/電子辞書など

<一次試験の時間目安>

筆記80分
リスニング約25分

<二次試験の時間目安>

面接約6分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴5】2級

2級は高校卒業程度の英語力を認定する級です。2級では、「約4,000語」の豊富な語彙力と、幅広い文法事項の正確な理解が求められます。また、時事問題や社会問題について、英語で理解し、自分の意見を論理的に表現する力が評価されます。なお、二次試験では、より深い内容の会話力が試されます。以下、2級の詳細です。

<レベル>

高校卒業程度

<一次試験の主な題材>

学校/仕事/趣味/旅行/買い物/スポーツ/映画/音楽/食事/天気/道案内/海外の文化/歴史/教育/科学/自然・環境/医療/テクノロジー/ビジネス/など

<二次試験の過去の出題例>

環境にやさしい素材/オンライン会議/屋上緑化/ペット産業/新しいエネルギーなど

<一次試験の時間目安>

筆記85分
リスニング約25分

<二次試験の時間目安>

面接約7分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴6】準1級

準1級は社会人中級程度の英語力を示す級です。準1級では、「約6,000語」の高度な語彙力と、ビジネスや学術的な場面で必要とされる英語運用能力が求められます。また、時事問題や専門的な話題について的確に理解し、論理的に意見を展開する力が評価されます。なお、二次試験では、抽象的なテーマについての議論や、場面に応じた適切な英語表現の使用が求められます。以下、準1級の詳細です。

<レベル>

大学中級程度

<一次試験の主な題材>

社会生活一般/芸術/文化/歴史/教育/科学/自然・環境/医療/テクノロジー/ビジネス/政治/など

<二次試験の過去の出題例>

在宅勤務/レストランでの喫煙/チャイルドシート/住民運動/キャッチセールス/護身術など

<一次試験の時間目安>

筆記90分
リスニング約30分

<二次試験の時間目安>

面接約8分

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の各級の特徴7】1級

1級は英検で最も高度な級であり、社会人上級・大学院程度の英語力が求められます。1級では、「約8,000語以上」の幅広い語彙力と、あらゆる場面での正確な英語運用能力が必要です。また、学術論文や専門書の読解、複雑な議論の理解と展開、精緻な意見の表明など、極めて高度な英語力が評価されます。なお、二次試験では、社会性の高いテーマについて、説得力のある議論を展開する力が試されます。以下、1級の詳細です。

<レベル>

大学上級程度

<一次試験の主な題材>

社会生活一般/芸術/文化/歴史/教育/科学/自然・環境/医療/テクノロジー/ビジネス/政治/など

<二次試験の過去の出題例>

科学の発展は常に有益か/芸術への財政的支援増加の是非/選挙権の行使を義務化するべきか/世界経済における日本の役割など

<一次試験の時間目安>

筆記100分
リスニング約35分

<二次試験の時間目安>

面接約10分

※各級の特徴について詳しく知りたい方は「公益財団法人日本英語検定協会の公式サイト」をご覧ください。

 

 

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法

実用英語技能検定(英検)では、受験者のニーズに合わせて3つの受験方法が用意されています。それぞれの特徴と受験方法について解説します。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法1】英検(従来型)

従来型の英検は、年3回実施される伝統的な受験方式です。一次試験でリーディング、ライティング、リスニングの3技能を測り、合格した方のみ二次試験(対面式のスピーキングテスト)を受験できます。なお、試験会場は、英検協会が設置する本会場が離島を含む全国230都市「約400会場」あり、さらに準会場として登録された学校や塾などでも受験が可能です。また、学校での団体受験にも対応しているため、多くの受験者に親しまれている受験方式です。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法2】英検S-CBT

英検S-CBTは、Computer Based Testingを活用した新しい受験方式です。最大の特徴は、1日で4技能試験(読む・聞く・話す・書く)をすべて完了できる点です。試験はパソコンを使用して行われ、スピーキングテストはヘッドセットを通じて録音する方式を採用しています。英検S-CBTは、従来型のように1次試験と2次試験が分かれていないため、短期間で資格取得を目指す受験者に適しています。また、毎月複数回の受験機会があるため、自分の予定に合わせて受験日を選べる利点があります。なお、英検S-CBTの対象級は準1級~3級で、英検(従来型)と同じ出題形式になります。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定の受験方法3】英検S-Interview

英検S-Interviewは、CBT方式の受験が難しい方のために提供される方式です。1次試験は従来通り筆記とリスニングを受験し、2次試験ではタブレットを使用したオンライン面接が行われます。そのため、英検S-Interviewは遠隔地に住んでいる受験者や、移動時間に制約がある方に特に便利な方法です。なお、英検S-Interviewの対象級は1級~3級となっています。

※実用英語技能検定の受験方法について詳しく知りたい方は「公益財団法人日本英語検定協会の公式サイト」や「実用英語技能検定とは」、もしくは「実用英語技能検定とは」をご覧ください。

 

 

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定のメリット

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定のメリット

実用英語技能検定を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、「実用英語技能検定を取得するメリット」をご紹介していきます。なお、ホテル業界で役立つ“ホテル関連の資格”について知りたい方は「ホテル業界の転職に資格は必要なの?ホテル関連の資格を一挙紹介」や「宿泊業界・お役立ち資格」、もしくは「ホテル業界の転職や就活に語学の資格は必要?有効な資格や対策方法を解説」や「ホテルで働く際に資格は必要?役立つ資格①ホテル全般」をご覧ください。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定1】英語力が向上する

実用英語技能検定を取得するメリット1つ目は『英語力が向上する』です。実用英語技能検定の試験では読解力、聴解力、作文力、そしてスピーキングテストでは会話力が求められるため、バランスの取れた英語力を身につけることができます。特に、各級で必要とされる語彙や文法事項が明確に定められているため、計画的な学習が可能です。また、定期的に試験を受験することで、自身の英語力の進歩を客観的に測ることができ、モチベーション維持にも効果的です。「英語が話せるとどんな仕事に生かせる?ホテルやエアライン業界で求められるレベルは?」や「就職に有利!おすすめ英語資格まとめ」、もしくは「転職で英語資格は有利になる?語学力や海外経験を活かす転職とは」でも同様のことを伝えています。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定2】英語力の証明ができる

実用英語技能検定を取得するメリット2つ目は『英語力の証明ができる』です。実用英語技能検定では、級ごとに求められる英語力が明確に定められているため、多くの企業で英語力の指標として活用されています。特に準1級以上は、大学入試での優遇措置や単位認定の対象となることも多く、教育面での価値が高いと言えます。また、国際的にも英検CSEスコアがCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠しているため、グローバルな基準での英語力証明が可能です。「ホテルフロントの仕事に英語は必要?」や「ホテル科のめざす資格・コンクール」、もしくは「ホテルマンになるには?0からわかるホテル就職・採用ポイントも解説」でも同様のことを伝えています。

 

【ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定3】転職する際のアピール材料になる

実用英語技能検定を取得するメリット3つ目は『転職する際のアピール材料になる』です。実用英語技能検定は、企業の採用活動において重要な評価基準となっています。特に準1級以上の取得は、ビジネスで必要な英語力を備えていることを証明するため、転職時の強力なアピールポイントになります。また、履歴書やキャリアシートに記載できる具体的な資格として、面接官に好印象を与えることができます。近年のグローバル化に伴い、英語力は多くの職種で求められる基本スキルとなっているため、実用英語技能検定の保有は確実な強みと言えるでしょう。「転職で英語力は有利になる?英語を活かせる仕事や取得するべき資格を解説」や「ホテルへの就職に資格は必要?有利になるスキルと重視される要素を紹介」、もしくは「英語を活かせる仕事紹介。ホスピタリティ・リゾート・観光」や「転職に有利な英語資格10選!グローバル時代の転職ガイド」でも同様のことを伝えています。

 

 

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定を活かして転職したい方へ

ホテル業界への転職で役立つ資格|実用英語技能検定を活かして転職したい方へ

ホテル業界への転職を考えている方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを活用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。ホテル業界への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。なお、当サイトはホテル・旅館業界専門の転職支援サービスです。希望条件に沿った求人情報を提供するだけでなく、丁寧なカウンセリングを通じてあなたの強みや適性を見極め、ぴったりの求人をご紹介しています。ホテル業界への転職を希望する方は、ぜひ「会員登録」からご相談ください。ホテル業界での新たなキャリアに向け、一緒に歩んでいきましょう。

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